生まれ変わり

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祖母の容態と私の結婚

大好きだった祖母

実際、あり得るのかあり得ないのか分からないけれど、生まれ変わりを信じたいなぁ、と思うことがあります。

 

 

わたしは、独身時代、叔母と同居していました。

 

大学卒業から結婚までの12年です。

 

そのうちの後半5年は、祖母を引き取って二人で面倒を見ていました。

 

 

祖母は認知症を患っており、心臓もいつ悪い状態になってもおかしくありませんでした。

 

ですから、祖母は生まれ育った離島からすぐに病院にかかれる、わたしたちの元にやって来たのでした。

 

 

祖母はどんどん認知症が進み、日付や曜日どころか、わたしが誰なのかすら分からなくなっていました。

 

身体も弱り、年に1度以上の割合で長期入院を繰り返すことも。

 

 

そんなときに、わたしの結婚話が持ち上がりました。

 

相手は県外の人で、飛行機で移動しないと行けないくらい遠くに嫁ぐことになります。

 

祖母と、祖母の面倒を1人で看ることになる叔母を置いて行くのに後ろ髪引かれながらも、この縁を選びました。

 

 

そして、4月に結婚してやっと帰省出来ると楽しみにしていたお盆の直前。

 

妊娠が発覚しました。

 

祖母も6月から入院しており、帰りたかったのですが、妊娠初期なので大事をとって安定期になる頃まで延期を決めました。

 

 

そして、祖母が9月の半ばに亡くなりました。

 

 

その時わたしは、つわりの真っ最中で、寝たきりに近い状態でした。

 

飛行機での移動なんてとても出来ません。

 

主人がわたしの代理で葬儀に参列してくれました。

 

 

その告別式の当日は、元々予定していた妊婦健診でした。

 

診察室でエコーの写真を見たわたしは、涙が溢れて来ました。

 

小さな小さな赤ちゃんと、その予定日。

 

予定日が正に祖母の誕生日だったのです。

 

 

祖母に娘を会わせてあげることは叶わなかったけれど、きっとずっと見守っていてくれていると、そう信じています。